湘南ファイヤーバスケットボールクラブの歴史

1970年代(草創期)

1971年、藤沢市役所バスケットボールクラブに所属していた阿部眞二氏（元Ｈコーチ）が発起人となり、藤沢消防職員十数名の実業団チームとしてファイヤー藤沢が結成された。当時、練習は神奈川県立体育センター行っていたが、そこで指導教員をされていた斉藤親照氏に指導を仰ぐこととなる。
その後、由井敏郎氏（元総監督）の大学後輩である志智美仁氏（元監督）の加入をきっかけに、小池愛氏、寺沢優氏（現さくら組監督）、斉藤裕氏らの加入により職域を越えたメンバー構成となっていき、クラブチームとしての基盤が確立された。

対　山武寒川

1970年代、湘南ファイヤークラブ(当時はファイヤー藤沢)草創期の試合風景。対山武寒川戦を勝利で飾る。(県立体育センター)

1980年代（発展期）

1980年代は、多くの大会（神奈川県、県西一般、藤沢市、綾瀬市）に精力的に参戦し、遠征合宿（三浦、金沢、山形、仙台）も張るなど、まさに勢いに乗り充実した活動を行っていた時期である。
この時期は、初期メンバーが徐々に監督、コーチへと移行して行くとともに高橋克宏氏、加藤岳氏、加藤文雄氏、鈴木淳仁氏、早川次郎氏といった新しい顔触れがゲームの中心となって行く。
また、1984年頃には部活を引退した地元高校生に活動の場を提供することにより、松沢氏・永田氏（後に大清水ブルドッグスを設立）等、自チーム設立までの間一時的に所属する選手が現れ、1987年には斉藤昌弘氏（現Ｈコーチ）が加入する。そして、この新たな選手開拓ルートの流れが、1990年代の世代交代に結びついて行くこととなった。

油壺マリンパークにて飲めニュケーション？

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 1981年夏　三浦合宿

1983年綾瀬市大会優勝

19840815金沢合宿練習試合

1984年8月15～17日　白戸さんの転勤先、石川県金沢市にて合宿。

1984年綾瀬市大会 1984綾瀬市大会

1984年綾瀬市大会（綾瀬市民スポーツセンター）

1985年山形合宿

1985年8月10日　山形合宿　日大山形OBとの交流戦

飲みニュケーション？つりぼり館にて

1987年8月14～15日　山梨県道志村にて合宿。

1990年代（転換期）

1990年代は、ファイヤークラブにとって栄光と激動の時代であった。
まず、1980年代後期より始まった世代交代の流れを受け、1988年にファイヤークラブＯＢチームであるさくら組が結成される。そして当時、県大会のみファイヤークラブとして合同参戦していた石川クラブ（代表・竹田清貴氏）から仁科圭介氏が移籍する。
1989年には斉藤昌弘氏の紹介で本間信宏氏と吉岡彰氏、1992年には志智美仁氏の勧誘により熱田学氏（現代表）が加入する。また同時期、管理者の古くからの友人である小管隆行氏の加入をきっかけに、日体大を中心とした多くの若手メンバーの参加があり、藤沢市大会、県西一般ともに2度ずつのタイトルを手にした。
1997年、現在神奈川県の強豪である湘南ステイト設立の為、仁科圭介氏・小管隆行氏が移籍すると同時に数名の若手助っ人も同チームへ移籍する。これを期に残存勢力での仕切り直しの意味を込め、湘南ファイヤークラブへとチーム名を改め現在に至る。

丹沢バーベキューさくら組